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Channel: 四柱推命【占いKougetsu】九星気学のブログ
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自費出版本

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百田尚樹の本で「夢を売る男」というのがあります。
 
この本は出版社の裏側というか一寸詐欺紛いの行為で一般の人の原稿を本にするお話です。
その手口は出版社主催の「小説コンテスト」を実施して、そこで一番になればそのままその原稿は本になるのですが実際は一位になる人は居なくてその他の人の何人かに「残念ながらあなたの作品は次点となって出版することは出来ませんが・・・この作品は非常によく出来ていて・・・云々」と応募者をその気にさせて必要以上の出版料をせしめて本にするという内容の小説です。
 
誰しも自分の書いた本は売れるに違いが無い、また売れて当然と思い込んでる人も少なくは無く、そういう人の心理を突いた詐欺すれすれの出版業界の本です。
 
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本当はクソのような内容の本であっても言葉巧みに「出版費用を作者に半分出して頂けるのなら・・・」と持ちかけるのが小説内での出版社の手口なのですが、実際そういう出版社も少なくは無い・・・というかこのようなカモを食い物にしている出版社は今では殆どではないのかとも思えてなりません。
そうでもしないと「本離れ」で苦境に立たされてる出版社も生き延びることすら出来ないと思うからです。
 
現に、僕がいつも忌み嫌ってる市販の四柱推命本も本屋さんで立ち読みしてると、その内容は疑問符のつくものばかりでそれどころか余計に四柱推命そのものが理解不能になってしまう本ばかりが目に付きますが、実際はそういう類の経緯からの本では?とやっかむのは僕だけでしょうか。。。^^
要するにお金さえ出せば誰でも自分の本を出版できるという事です。
そんな本を出す金が有るのなら家族でマチュピチュにでも行くほうが余程に有意義かも・・・。
(この小説によると出版には数百万円は必要だとか)
 
 
でも、この本の最後は少し泣かされます。
そしてこの出版社の社長は「作田又三」だったのです。^^;
 
「夢を売る男」感想 読書メーターより →  http://book.akahoshitakuya.com/b/4778313534
 
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